社外1on1相談室って何?

そもそも1on1ミーティングって

「1on1」って最近よく聞くけど、なんだ?というあなたも、うちでもやってるけどなかなか上手くいかないんだよというあなたも、ようこそ!

「1on1」って巷で本当によく耳にするようになりましたよね。
1対1で実施する話し合いのことを「1on1ミーティング」と呼んでいます。

そんなのずいぶん前から上司部下で面談させてるよという声が飛んできそうですが、目標管理面談とは違うのがこの「1on1ミーティング」です。

1on1ミーティングの目的は部下の成長をサポートしたり、課題の共有、意見の吸い上げ等を双方向でのやり取りを踏まえて、意見交換すること。

上司が部下に目標や評価を言い渡すような一方通行の面談ではなく、むしろ部下の話を聴きながら、定期的に双方向で意見交換をする場です。

1on1ミーティングでおこる3つのいいこと

1on1ミーティングをすると3つのいいことが起きます。

一つ目は部下のミスが減ります。
二つ目は部下が自主的に動き出します。
最後は離職率が減ります。

どうしてそんなことが起きるのか?

●「分かりません」と言ってもダメな奴扱いされないと分かっているから、知ったかぶりをせずにすみ、ミスが減ります。
●また否定されずに聴いてくれることが分かっているから、様々な考えやアイデアが出やすくなります。
●そしてミスをしてしまっても罰せられないと感じているから、自分から反省してどうすべきか前向きな考えにシフトします。

仕事中、離席が多い女性部下と面談すると、その女性にはエアコンの設定温度が寒すぎ、温かい飲み物を作りに行ったり、トイレに行く回数が増えていることを知りました。
その結果、エアコンについてのアンケートを取り、席替えをしたら、離席回数が減り、他の部下も快適に過ごせるようになったのです。

このように不便・不満・不安が改善されることで職場全体が快適な場になります。
さらにチャレンジが受け入れられやすい環境になるとなかなか離職する気持ちは起きませんよね。

会社で起きている上司部下の問題

コーチングの仕事をしているとサラリーマンとも経営者とも接する機会が多く、それぞれの想いや考えをたくさんお伺いします。
みなさん本当に素敵な想いや希望をもっていらっしゃって聴いていて心が熱くなるほど。

それがなぜか社内では上手くいかない。
その理由をお伺いしていくと見えていくのが、3つの問題です。

一つ目は上司の忙しさ。
上司が部下に接する十分な時間を取れないために、部下の変化に気づくことができず、気が付けば退職…といった例はよく聞く話です。

二つ目はコミュニケーション不足。
伝えるべきことを伝えあえないことで誤解が生じたり、部下の問題や課題に気づけず部下のモチベーションが下がってしまうなど、コミュニケーション不足は様々な問題の原因になります。

最後は信頼関係のなさです。
これはコミュニケーション不足によって引き起こされることが多いのですが、上司が部下を信頼できずに、指示や管理をしすぎてしまい、部下の能力を低下させてしまう。または上司が必要以上の仕事を抱えてしまうこともあります。

上司と部下の問題を解決する方法

これらの問題を解決するのが1on1ミーティングです。

日々の業務に追われてなかなか部下の些細な変化に気づくことって難しいですよね。

部下から相談してくれたらいいのに、相談してくれない。
そして気が付けばやる気を失う、休職に入る、急に退職を言い出す。

「急になんで~!?」ってなったことはありませんか。
でも、部下の中では急ではなく、じわじわと時間をかけて固めていった意志なのです。

1on1ミーティングは、部下と話す時間を強制的にとることです。
そして定期的に部下と話す時間が持て、部下の状況を知ることができます。

ポイントは2つ。
●業務の話だけではなく、プライベートな話なども織り交ぜること。
●自分の失敗談など大勢の前では話せないような人間味ある話もすること。

上司と部下の関係性を少し崩してオープンに話すことで、より話しやすい雰囲気を作り出すことができ、部下も自分のことを話しやすくなります。

そうしてお互いの知っていることが増えるほど、信頼関係が深まり、それがさらに話しやすさに繋がって、自然と相談してくれる関係性になっていきます。

自社で1on1が大変な理由

コミュニケーション不足をしようと1on1ミーティングをやってみたけど全然うまくいかなかった。

こうおっしゃる経営幹部・管理職の方はとても多いです。
自社で1on1がうまくいかないのには3つの理由があります。

一つは上司側が1on1ミーティングの目的が理解できていないこと。
目標管理などの面談との違いが分からず、一方的に要望を伝えて終わったり、部下に対する先入観があるために否定的な見方から抜け出せないことがあります。

二つ目は視野の狭さです。
目の前のタスクや前例、社内の人間関係にとらわれて、部下の意見を難しいとか今じゃない等、否定的に受け止めてしまうことで部下のやる気をなくしてしまいます。

最後は継続されないこと。
1on1ミーティングは部下それぞれの状況や、目標に応じて個別の対応が必要になります。
そして定期的な振り返りと進捗確認が必要なのに、上司が忙しすぎてやりっぱなしになりがちです。

こういったことがクリアできない場合、残念ながら社内での1on1は難しいかもしれません。

プロに依頼するという選択

自社での1on1はやはり難しいのか…と気落ちされた方がいらっしゃるかもしれません。

そこで役立つのが「社外1on1相談室」です。
社外に委託することで得られる3つのメリットがあります。

①心理的安全性の向上
社内の人間関係や部下の成績に左右されずに面談ができます。
すると自分の考えや意見を言いやすくなり、隠れていた本心もしくは問題や課題が表面化しやすくなります。
プロと話すことで、上司にいつどのように伝えるかもしっかりと決めることができます。

②専門的なサポート
承認、聴き方、質問などのスキルと目標達成や課題解決の経験が豊富なコーチが対話し、部下が目標に向かって何をするかを行動に落とし込み、定期的なミーティングを設定して振り返ることで、部下の成長を効果的にサポートできます。

③変化への対応力向上
部下が外部の視点を取り入れることで、マンネリを防ぎ、新しいコミュニケーションスタイルを取り入れたり、変化に対しての柔軟になれます。

例えばこんな効果が得られた社員の方がいらっしゃいました。

役職についてしまうとやらなければいけないことが増えるので、絶対に役職はつけないでくださいと言っていたAさん。
部署のほとんどが派遣社員さんで、管理職の高齢化が進んでいました。
そんなAさんとお話をさせていただいたところ、派遣社員の方を含む部署のメンバーがもっと気持ちよく働けたらいいのに…と思っていることがわかり、そこからどんな部署になればいいかなどを伺っていくうちに、部署の雰囲気を変えるには肩書が必要だと気づかれ、自ら望んで役職に。
風通しがよくなり、働きやすさが増したことで、赤字続きだった部署を1年で黒字化に導かれました。

また、管理職と言う立場で転職して数か月のBさんは職人気質な部署のメンバーをまとめることに頭を悩ませていました。
そんなBさんは仕事が属人化しており、隣の人の仕事は我関せず、会話もほとんどないような雰囲気を変えていきたいと、ご自身の作りたいチーム像をしっかりと思い描かれました。
さらには、お互いとお互いの仕事に関心が持てるようなワークショップをチーム内で開催し、大成功。
そこからチームメンバーの仕事の仕方が変わっていき、会話が生まれていきました。

私が1on1相談室を始めた理由

最後に私の話をさせてください。
私がコーチングを学ぶきっかけは異動先の上司との関係や言葉の暴力に悩んだことでした。

元々その組織で働こうと思ったのは、掲げている理念だったり想いにとても共感して、私もその一員として社会貢献したいと強く感じたからでした。
どうしたらもっと貢献できるかな、こういうやり方はどうかな?と毎日ワクワク働いていました。

ところが何を言っても何をしても否定される、怒られる、評価されない状況で、ワクワク感は失われ、怒られないようにミスをしない、余計なことは言わない、チャレンジしない仕事の仕方になりました。
理念や想いに共感し、希望を持って取り組んでいた仕事は、言われたことをしてお給料をもらうためだけのものに変わっていました。

希望があきらめに変わる感覚。
これってお互いにとってとっても悲しいことだと思うのです。
もっとみんなが希望を持って生きられる世界を創りたい。
社外1on1相談室は私のこんな思いで始めました。

組織の人間関係や部下のモチベーションに色々対策をしてもなかなか難しいと悩まれている方は社外1on1相談室を使ってみませんか。