ネガティブからの解放でなく、未来を生きるための「今ここ」

過去にとらわれない・未来の不安に押しつぶされないという文脈で私たちは「今ここ」という言葉を使いがちです。
今日はちょっと違った見方で、この「今ここ」の概念を考えてみたいと思います。

ネガティブからの解放としての「今ここ」

週末に待ちに待ったイベントに参加して楽しいひと時が終わりを迎えた日曜日の夜、あなたはどんな気持ちで眠りにつきますか。

「明日からまた仕事かぁ」「週明け気が重いなー」「週末は楽しかったのになぁ…」なんていう気持ちで、いわゆるサザエさん症候群になって夜を過ごす方も多いのではないでしょうか。

はたまた金曜日の夜に重大なミスをしてしまったことを思い出して、せっかくの楽しい週末を週明けの対応や怒られる自分を想像して棒に振ってしまったなんていうご経験もあるかもしれません。

光が明るければ明るいほど影が暗いように、楽しいことが終わっていつもの日常が始まった時には大変さがより大きく映るのかもしれません。
そんな時には「今ここ」に集中して未来の不安や過去の後悔から解放されることはとても大切です。

未来のために「今ここ」を生きるとは

「今ここ」は不安や後悔から逃れるためだけのものなのでしょうか。

今の楽しさが明日からの活力になったり、また次の楽しさへのワクワクになるとしたら?
今の苦しさがほかの苦しむ人たちの共感に繋がったり、乗り越えた先で同じ苦しさを味わう人の役に立てるとしたら?

こういった考え方は健全なメンタルでないともしかしたら心からそう思えないかもしれません。
ただ、こういった考え方があること、そして「もし活力になるなら?リソースになるとしたら?」という視点で一度立ち止まって考えてみることで、本当の意味での「今ここ」を味わうことにつながるのではないでしょうか。

まとめ

私たちはついつい楽しさや苦しさに沈み込んでしまったり、のめりこんでしまったり、はまり込みがちです。
その楽しさ苦しさに飲み込まれるのではなく、適切な距離感で様々な料理を味わうように人生の甘さ・苦さ・酸っぱさ・辛さ・旨味を味わうことができたなら、「今ここ」の意味が変わってくるのかもしれません。

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