心が揺らぐことは悪いこと?その考えが自己肯定感の低下を招く

「揺るがない心」という言葉に踊らされていませんか。

たくさんのキャッチフレーズや謳い文句を私たちは日々目にしていて、その影響を受けています。
「揺るがない心」や「ブレない軸」なんていうのはとってもカッコよく聞こえますし、そうなりたいという気持ちを掻き立てられます。
実際に周りにいる自分の決断に自信を持っていて、周りの意見に左右されずに突き進める人にあこがれることもあります。
でもそういう人たちも本当に「揺るがない心」や「ブレない軸」をもっているのでしょうか。

揺るがない心は存在するのか

一見、揺るがない心ときくと、きっと自分のことをよく理解していて、誰から何と言われようが自分の意思を貫き通せる強さを持っている人のようなイメージを持つのではないでしょうか。
そうやって自分の意思を持っている人もいらっしゃいます。でもそれは結果であって、そこまでの過程の中で様々に揺らいできているのです。逆に最初から揺らがないのであれば、ただの頑固だったり、融通が利かない人でしかないのです。

揺らぎは最善の選択をさせてくれる

揺らぐということは、いろんな可能性があるということです。そしてそれらを検討してるということなのです。
検討した結果、A案はこういう根拠でナシと言った風に様々なアイデアや可能性の中から、なぜこれなのか、なぜこれでないのかという根拠を自分の中で培っていくことができるのです。
そして根拠は選択する際の方針や指針となり、たくさんの選択肢の中で取捨選択ができるようになります。そのうえで比較検討することで曖昧なものがどんどんと減っていき、その結果、最善の選択に導いていってくれるわけです。

揺らぐ心を大切にする

揺らぐことが悪いこと、だから揺らいでいる私はイケテナイ。そう思うことが自己肯定感を自ら低下させていっていませんか。
揺らぐということはたくさんの選択肢を持っているということ。そして最善を尽くすために一生懸命考えようとしているということです。
大切なのは揺らいでも完全に折れないことです。
揺らいだとしても、少しくらい時間をかけてでも自分らしさに戻っていけるということです。
結果だけを見るのではなく、その揺れているプロセスを大切にすることで自己肯定感を高めることができますよ。

まとめ

揺らぐことは大切なこと。揺らぐ自分も揺らいでいる状態もプロセスの一部として大切にしていきたいですね。

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