人の話を聴けと言われる人の堂々巡りを断ち切る3つの方法

人の話を聴きなさいと言われる人の堂々巡り

いつも自分がしゃべりすぎちゃうんですよね~
そんなお悩みを打ち明けてくださった方がいらっしゃいました。
そしてその方はご自身の悩みについて、自分がどんな努力をしてきたのか、いかに深刻かを滔々とお話されました。
その間、10分。まるで独演会でした。

この方はご自身の悩みを相談してアドバイスを受けようとしているにもかかわらず、残念なことにアドバイスをもらうどころかご自身の話を聴かせ続けているのです。
これではアドバイスしようにもどこから話していいかわかりませんし、聴いている間に伝えようとしたことを忘れてしまいます。
そして最後にアドバイスで言われる一言が決まって「人の話をきけ」

でもそれができないから困ってらっしゃるんですよね。
これではまるで堂々巡りです。

しゃべりすぎてしまう原因

しゃべりすぎているとき自分の中で何が起きてますか。

①自分のことを知ってほしい
②しっかりと説明したい
③いろんな話題が浮かぶ

①タイプ
これはいわゆる「承認欲求」を満たしてほしいという気持ちが根底に流れている可能性があります。
自分の価値・存在・取り組みを認めてほしい時には必要以上に自分のことを話してしまいがちです。
相手にあなたの承認欲求を満たすために会話をしているように感じさせてしまうかもしれません。

②タイプ
自分の話では相手に伝わらないだろうという不安を持っている可能性があります。
一から十まで全部伝えないと自分のことは分かってもらえないと思っていませんか。
話しすぎることで本当に伝えたいことがぼやけてしまって、相手は何を聴いていいのかわらかなくなり、結果、聴き手を困らせてしまいがちです。

③タイプ
思考がいろんなところに飛んでしまって、自分自身も何の話をしたかったのか忘れてしまっていませんか。
もしかしたら話す一文もとても長いかもしれません。
いろんな話をされることで受け取る情報が多くなると相手を疲れさせてしまうことにもなります。

話すときに注意したい三つのこと

どのタイプにも言えることなのですが、話すときに大切な三つのことがあります。

一つ目は、何についての会話か内容を理解して話していること
二つ目は、文章を短く区切ること
最後は、相手の反応を見ること

会話の内容を理解すること

会話は講演会ではなく、複数人で意思疎通をとりながら進めるものです。
そこには必ず共通のテーマがあります。
それを勝手にどんどんと変えていくと、周りがついていけなくなってしまいます。
「今、私たちは何について会話をしているのか」に意識を向けるだけで、話にまとまりが出てきます。

もしできる方は、さらにその中で特に〇〇について話しているということがわかるだけで、独りよがりな独演会から脱出できます。

文章を短く区切る

文章が長いと、相手はどこで自分の話や意見を伝えていいのか見つけることができず、タイミングを失ってしまいます。
タイミングを失ってしまうと、熱が冷めてしまい、伝えることをやめてしまいます。
自分の話をさせてもらえない、伝えられない、が続くと「あなたには私が不要なんでしょ、だったらもう話したくない」に繋がってしまいます。

文章を短く切り、しっかり息継ぎをしてください。
それだけで相手はあなたに問いかけたり、意見を伝えてくれたり、会話になっていきます。

相手の反応を見る

話しすぎてしまう方のほとんどが自分の話に夢中で相手の反応を見ていません。
話を聴きながら相手はうなずいたり首を傾げたり、何か言いたそうな表情やしぐさをしてませんか。
それに気づけたなら、一旦自分の話を止めて、相手の話を聴いてみましょう。
きっとそこにはあなたのためになるヒントや会話をさらに盛り上げるヒントがたくさん隠されています。

もし相手の反応にまだ気づけないとしたら、話し終わった時にこのセリフを言ってみてください。
「あなたはどうですか?」

自分に興味を持ってくれている人を嫌がる人はいません。
話を振ってくれた、自分に関心を向けてくれたと思うと、会話を続けたくなるものです。

まとめ

しゃべりすぎてしまう人にいきなり「人の話を聴きましょう」と言ったとしてもその方法が分からないものです。
むしろ聴きながら次に自分が何を話そうか考えながら聴いてしまって、うわの空になってしまいがちです。
自分がしゃべりすぎている方はもしかすると人の話を聴く楽しさ・面白さにまだ気づけていないのかもしれません。
まずは今日お伝えしたしゃべる時に気をつけるポイントを意識されるだけでもずいぶんと印象が変わりますので、お試しくださいね。

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