日々の積み重ねが大切!部下や生徒のモチベーションを上げる伝え方
モチベーションを上げるには
最初は部下や生徒にモチベーションがあったのに次第に低下していく、もしくはそもそもモチベーションがない状態にあるといった状況にお困りの方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今日はモチベーションを上げるかかわり方についてお伝えします。
モチベーションが上がらない原因
原因は主に二つ。それは自分自身の気持ちと環境です。
両方が原因な場合もあれば、片方はあるのにもう片方がないために次第にモチベーションが下がっていくということもあります。
そして環境が気持ちに影響していることがとても多いのです。
それをやる理由が感じられない
気持ちがついてこないことの一番大きな要因として、「なぜそれを自分がやらないといけないのか」という理由が分かっていない、または理由に納得いっていない場合、モチベーションが上がることはありません。
内発的動機と外発的動機
内発的動機とは自分自身の中に動機があることを指します。例えば、楽しいからゲームがしたい、海外で生活をしたいから英語を学ぶなどです。なぜそれに取り組まないといけないのか自分の中に答えがすでにある状態だと、自発的に行動を起こすことができます。
一方で、外発的動機というのは周りから与えられた動機があるということです。多くの場合には、ネガティブなことを回避することが多く、恥ずかしい思いをしたくないから勉強する、怒られたくないから期限を守るなどです。
外発的動機は瞬間的には大きな動機になりますが、これが常態化してしまうと「やらされ感」を感じますし、一度上手くいかないと、もういいやと投げやりになります。バツを避けるような動機はいつしかモチベーションを下げてしまうのです。
内発的動機を育む方法
最初から内発的動機がなかったとしても、外発的動機から内発的動機を引き起こすようなかかわりが必要になります。
ではどのようにして外発的動機から内発的動機へ移行するようなかかわりができるのかをお伝えします。
具体的な出来事に焦点を合わせる
「何を」「どんなふうに」ということを伝えずに、全体的な伝え方をしていないでしょうか。例えば認めたりほめる時でも「良かったよ」と伝えるだけになっていませんか。
何がどのように良かったのか、細かく伝えれば伝えるほど、しっかりと自分のことを見ていてくれているという感覚が生まれます。
何かを注意するときにも「それはダメだよ」と指示語で伝えてしまうと、何がダメだったのか分かりにくく、人格否定ともとられかねません。何がどのようにダメなのか、そしてどうすべきなのかを具体的に伝えることで、正当に評価をしてくれているという感覚にもつながるのです。
自分の気持ちを伝える
出来事や事実を伝えるだけではなく、それに対してどう感じたのかも伝えていくことで、相手への期待感を伝えることができます。
上手くいったことに対しては「私も嬉しい」や「さすがだね!」といった言葉で伝えることができますし、上手くいかなかったことに対しては「もったいないな」や「残念だったね」など相手に寄り添う気持ちを表現することで、期待や応援の気持ちが伝わります。
人は相手から期待や応援をされていると知ると、その気持ちに応えたいという気持ちが芽生えたり、次こそうまくやろうという気持ちになります。まさに内発的動機の芽が出てくるのです。
サンドイッチ法を使ってリクエストする
とはいえ、もっとこうして欲しいと思うこともありますよね。
そんな時には承認の言葉と相手への期待とで伝えたいリクエストをはさむことで、相手がネガティブな気持ちになりすぎずに、チャレンジできるように伝えるのです。
そうしていくと、自分から次はこうしてみよう、もう少しチャレンジングなことをしてみようと自発的に考えることを促せるのです。
まとめ
具体的に伝えてみよう
自分の気持ちも一緒に伝えよう
時にはリクエストをすることで期待や応援を伝えよう
このようなかかわりをすることで、自然とモチベーションが上がっていきますよ。