言葉の距離は心の距離!?タメ口に替える3つのタイミングと具体的方法
そろそろ敬語からタメ口にしたいけどタイミングが分からない
実は私がそうでした。急にタメ口にしたらびっくりされるかな?なれなれしいと思われたらどうしよう…となかなか敬語を抜け出せない日々でした。そこで、どうやってタメ口に変えていっているのか、先輩や知り合って間もない人とタメ口を使いながらとても良好な関係を築いている友人を観察し、試行錯誤しながら自分で実験した結果、相手との距離を縮めるために上手にタメ口を使えるようになりました。
言葉の距離は心の距離
心理的距離をとりたい相手とは無意識のうちに言葉で距離を作っています。
敬語にも尊敬語・謙譲語と丁寧語があります。尊敬語・謙譲語>丁寧語>タメ口の順番で心の距離感、上下関係が出てきます。
夫婦や友達でもケンカをしているときは「やってません!」「言われてません!」など丁寧語を使うことで心の距離を表現していませんか。
私自身、転職して同じチームになった同僚に敬語を使っている間は、なかなか本音を話せなかったり、逆に話してもらえなくて薄い壁を感じるようなことがしょっちゅうあったのです。
相手との関係と切り替えるタイミング
相手との良好な関係性なしにタメ口に切り替えることはとても危険です。
切り替えるひとつの目安としては以下のものがあげられます。
・プライベートな話をしている
・冗談が言い合える
・ニックネームで呼び合っている
このうちの一つでも該当したら、タメ口に切り替えるタイミングかもしれません。
ただ、急に全部をタメ口に変えてしまうとお相手もびっくりされるので、最初は敬語とタメ口が入り混じった言葉遣いをすると自然です。
敬語でスタートした関係をタメ語に変える方法
大人になると敬語でスタートする関係がどんどんと増えてきます。例えば、紹介で知り合った友人、婚活パーティーで仲良くなったお相手、転職で配属されたチームの同僚などなど。
敬語で話していたけどそろそろ仲良くなったしタメ口使っていいかな?びっくりされるかな?自然な切り替え方ってどうしたらいいんだろう?と悩んでしまいますよね。
尊敬語を丁寧語にする
尊敬語・謙譲語を使って会話をしているとしたら、まずは丁寧語に変えましょう。
例えば今まで「ご覧ください/拝見します」と言っていたのを「見てください/見ました」にしてみる。この変化に違和感を覚える人は少ないですし、丁寧な言葉遣いをしているのでスムーズに変えていけます。ここが第一歩目です。
感情をタメ口にする
すでに第一歩をクリアしているという方は、二歩目として自分の感情を独り言にしてみましょう。その独り言をまずはタメ口にしてみるのです。
私が最初の頃によくやっていたのは「そっか、そうすればいいんですね!」という「独り言+相手への言葉」にする方法です。
慣れないうちは「おいしい!美味しいですね~」などのように同じ内容でも繰り返して言います。
ここまでくると「です・ます」を取るのは時間の問題です。「です・ます」の部分を省略して「そうか!」「おいしい!」と言えば良いのです。
感情がそのまま出ている言葉は相手に気持ちがダイレクトに伝わり、親近感を生みます。
タメ語で話していい?とたずねる
ここまでできたけれど、どうしても最後の一歩がうまくできない!という方は「タメ口で話してもいいかな?」とお相手にたずねてみましょう。
「そうか!」「おいしい!」と言うのを快く受け入れてくれているお相手であれば、ここでNOと言われることはほぼありません。
もしNOと言われたとしたら、もっと早い段階で不快感を表現されているはずです。そうならないためにも、お相手の反応はしっかりと見ていきましょう。
敬語とタメ語の境界線を守る
仲のいい先輩や目上の方の場合はタメ口を使ってもよい場面としっかりとした敬語を使う場面を見極めましょう。プライベートな場や飲み会の席などでは許されるタメ口も会議の場、商談などオフィシャルな場でいつもと同じノリでタメ口をきいてしまうと、仲の良い後輩ではなくただの図々しい後輩になってしまいます。それが例え恋人であっても同様です。
また、どんなに親しくなってもお取引先の方にはタメ口をきかないようにしましょう。
相手がいくら年下の親しい営業マンでも自分がお客様側だったとしても、お友達スタートでない限り、ビジネスの場では尊敬語とまでいかなくとも、丁寧語を使いましょう。これはビジネスパートナーとしての品位の問題です。
TPOをわきまえながらタメ口をつかって心地よい関係性を築いてくださいね!
まとめ
・タメ口に切り替えるタイミングはプライベートなこと・冗談・ニックネームなどを言い合えるか
・急にタメ口にするのではなく、尊敬語・謙譲語→丁寧語→タメ口の順で敬語とタメ口を混ぜつつ、徐々に変えていく
・TPOに合わせて使い分ける
ぜひ良い関係性を築いていってくださいね!