憧れているあの人みたいになりたい!が叶わない理由

憧れと自分らしさ

憧れの人がいるとどうしても「あの人みたいになろう」と思って真似をしてしまいます。

私も幼い時に習い事で一緒だった二つ年上のお姉さんに憧れて、お姉さんがもっていたアルミのスタイリッシュな筆箱に憧れて、母に買ってもらうなど真似をしていました。
その昔には松田聖子さんを真似た聖子ちゃんカットが流行っていましたし、私は山口智子さんに憧れてシャギー・レイヤーの入った髪型にしていました。

でも残念ながら持ち物や外見を真似たところで憧れのその人っぽくはならないんですよね。

実際にシャギーを入れてレイヤーも入れても天然パーマの私は山口智子さんみたいにストンとしたきれいな髪形ではなく、ふわふわとした柔らかい髪型にしかなりませんでした。
縮毛矯正をしたら1か月くらいはストンとしてますが、丸顔の私は山口智子さんとは大違いだし、縮毛矯正の力もあっという間通り。
それはただ自分の個性をなくそうとしていることと同じでした。

私たちは必ず自分らしさをもっています。
らしさが分かった上で憧れの人の要素を取り入れるからこそ、本当の意味での理想の自分ができます。
でも自分らしさを知らずに、もしくは否定して憧れの人の要素を取り入れてしまうと、不協和音が生じるだけです。

理想の自分と憧れの人をごちゃまぜにしていませんか。

憧れる対象は何か

ここで一つ考えておきたいことがあります。
その人の「何」に憧れているのでしょうか。

地位や名声、スキルの高さやファンの多さなどに憧れているのであれば、その方を目標にして自分らしく努力をすることでそれらを得ていくことができるでしょう。

でも個性や生き方に憧れていた場合、もっと言語化する必要がありますし、自分に取り入れられるものとそうでないその人独自のものがあることを知っておくことが必要です。

憧れているのは、自分の意思を貫けるところでしょうか。
それとも思いやりがあるところですか。
諦めずに努力し続けているところでしょうか。

憧れているからと言って、似ているものを身に着けたり
同じような表現方法をしてみたり、やり方を真似てみたとしても
残念ながら所詮自分です。

そこにあなたの経験や体験から成る世界観や個性がなければ、ただの二番煎じ。輝きも美しさもありません。
逆に人は没個性と感じたり、らしくなさにギャップを感じてしまって居心地が悪く感じてしまうかもしれません。

まとめ

憧れをもつことはとても大切です。
そして自分の成長を後押ししてくれることもあります。

だからこそ、相手の何に憧れているのか。
何を自分に自然に取り入れることができて、何はできないのか。
そしてなにより、あなたらしさは何なのか。
それを知ることが一番大切です。

まずは自分を知って、自分らしさを活かしながら憧れのあの人の素敵な要素を取り入れて、輝く自分を手に入れましょう。

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