自己肯定感が低いという人が見落としているたった一つのこと

自己肯定感が低いという人が見落としていること

自己肯定感が低い、自尊心がない
そうおっしゃる方は後を絶ちません。
私もそう思っていた一人なので、その気持ちは何度も感じたことがあります。
自己肯定感を高めたい、自尊感情を持ちたいと言ってもどうやっていけばいいか分からないですし、そんな簡単にできることならもうとっくに高くなってるよ!と思いますよね。
私もそうでした。でもそもそも「やり方」が真逆だったことに気付いたのです。
今日はそんなお話をしてみたいと思います。

自己肯定感が低い人の特徴

自己肯定感が低い人は他人と自分を過剰に比較する傾向があったり、自分の能力や行動、努力さえもを過小評価する傾向にあります。
そんな人の中にある意識は条件付きの肯定。
○○できたらいい私、●●より上手ならいい私、という具合に条件付きでしか自分にOKを出せないのです。
これって言い方を変えれば「私は万能であるべき」と思っているということです。
果たして人は「万能」になることができるのでしょうか。

思い込みのワナ

万能であらねばって思ってませんか?
誰かの役に立たねばって思ってるいませんか?
しかもそれがちょちょいのちょいっとできることではなく、そこそこ頑張らないといけないハードルの高いことだったりしませんか?

誰一人として同じ特徴の人はいないんだから、特徴に合わせて得手不得手も変わってくる。それを理解せずにできないことを探したらきりがない。
これは有名な話ですが日本では「人様に迷惑をかけないように」と教えられますが、インドでは「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えるそうです。
私たちは生まれたときは親に迷惑をかけ、大きくなればお友達や先生に迷惑をかけ、さらに大きくなったら先輩・上司、そして配偶者、さらに年老いていけば若者たちの力を借りなければ生きていけない生き物です。
人に迷惑をかけてもいい、その代わり人を助けましょうという考え方はとても建設的で、感謝があり、誰にとっても受け入れやすいものではないでしょうか。

感謝すること

感謝することは自分にとってもとても心が穏やかに温かくなる行為です。
人に感謝することはもちろんですが、自分自身にも感謝をすることが自己肯定感や自尊心を高めていけます。

でも感謝できると思っている人の中には「ああ、迷惑をかけてしまった。これからはもっとしっかりした自分にならねば」と自責をセットで考えている方がいらっしゃいます。
これは相手への問題と自分への問題がごちゃごちゃになった状態。
しっかりと切り分けて、相手に対してはしっかりと感謝する。そのうえで、(今回の相手とは無関係に)自分がどうなりたいのかを考え、そこに向けて一歩踏み出すことが必要です。
そうやって感謝をしきること、自分を変えようと思うことを個別に考え、対応するようになることが自己肯定感を高めるのです。

感謝を味わうこと

感謝されたときに、大切なのは感謝される行動をしたことに対して卑下することもおごり高ぶることもなく、感謝してもらったことを味わうことです。
卑下するとせっかく感謝されたのに、感謝を受け取ってくれないと感じます。受け取ってくれない相手には、気を使わせないようにできるだけ何も頼まないでおこうと思ってしまいます。
おごり高ぶる相手だと、感謝したらそれ以上の何かをしないといけない(苦労話を散々聞かされる等)と思い、それもまたできるだけ何も頼まないでおこうと思われてしまいます。
そしてその結果が「誰にも頼まれない私は頼りない人間だ」とか「私の周りには相談してくれる人がいない」といって自己肯定感を下げる原因を作り出しているのです。
だからこそ、ぜひ感謝されたときにはしっかりと受け取って味わっていただきたいのです。

まとめ

私たちは感謝はすること・されることで上手く世の中を回せています。
自分がすべてできるようになることは不可能。
だからこそ、今目の前にあるものにしっかりと感謝をしながら過ごすことが大切です。
そして感謝をされたときにはそれをしっかりと受け取り、自分もまた感謝される存在であることを味わいましょう。

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